東北での失敗を経て、僕たちがたどり着いた「人生後半の設計図」。それは、宮古島の静かな集落で自分たちらしく暮らし、1杯のコーヒーで誰かを幸せにすることでした。今回は、僕たちが城辺(ぐすくべ)地区で叶える、ゆっくりのんびりな「理想の1日の過ごし方」をお話しします。
【朝〜開店】鳥と牛の鳴き声、そしてボクサー犬 十(ジュウ)とゆんたく
宮古島の朝は、目覚まし時計の不快な音ではなく、澄み切った鳥のさえずりと近所の牛舎から聞こえる「モ〜」というのんびりした鳴き声で始まります。
丁寧に淹れたコーヒーを手に海を眺め、今日の予定を確認したら焙煎所へ。 相棒のオールドSchuilenburg(シュイレンブルク)と対話するように火を入れ、その日の気温と湿度を感じながら最高の甘みを引き出します。
仕込みと掃除が終わったら、看板犬のボクサー「十(ジュウ)」とお散歩へ! 近所のおじぃやおばぁと「今日ぬ暑さー」と朝のゆんたくを楽しんだら、お店の看板を出して、さぁオープンです。
ふと一息つき、コーヒーを飲みながら見上げる宮古ブルーの空。「あぁ、今日もいい天気だなぁ」と思わず笑みがこぼれます。
【夕方】最後のお客さんを見送ったら、夕飯の「おかず」を釣りへ!
お店には、コーヒー好きの旅人や涼みにきたご近所さんがふらりとやってきます。 最後のお客さんが笑顔で帰られたら、さっと後片付けをして、竿とルアーを持って徒歩数分のビーチへダッシュ!
趣味の釣りを楽しみつつ、今夜の夕飯のおかずを狙います。 波の音を聞きながらルアーを投げると、ククッと手応えが! 「よっしゃ、今日はいい魚が釣れたぞー!」
【夜】Tomokoとの夕食、そしてお楽しみの「島酒タイム」へ
家に戻ったら、獲物をさっと調理。 新鮮な魚だからこそ美味しい「お刺身」と、宮古島の塩でシンプルに炊き上げる伝統の「マース煮」に仕上げます。
食卓を囲むのは、嫁のTomokoと、足元で丸くなる十。
「今日の魚、めちゃくちゃ美味いね!」「今日のお客さん、また明日も来てくれるって!」 今日の出来事を話しながら笑い合う、至福の夕食タイムです。
サッとシャワーを浴びてさっぱりしたら、ここからが大人のお楽しみ。 心地よい島風を感じながら、ロックグラスに注いだ「島酒(泡盛)」をチビリ。
「ふぅ……最高に心地いいなぁ……」
今日出会ったお客さんとの楽しかったユンタクを思い出し、ほろ酔い気分で布団に入れば、いつの間にか深い眠りの中へ。
僕たちのペースで紡ぐ「空流珈琲」の物語
「そんな絵に描いたような理想の暮らし、本当にできるの?」と笑われるかもしれません。
でも、大儲けを目指すのではなく、ゆっくりのんびり自分たちのペースを守るからこそ、宮古島ならこんな豊かな毎日が叶うのだと信じています。
自分たちが心から楽しんで暮らしているからこそ、そのハッピーなエネルギーがコーヒーに宿り、飲んだ人を幸せにできる。
宮古島の風と、僕たちの手作りの暮らしが詰まった「空流珈琲」。 十とTomokoと僕で、オープンしたらみなさんのお越しを心からお待ちしています!