「稼ぐため」を手放したら見えてきた、地域とゆるやかにつながる暮らし方|Quru Coffee & 96 Coffee Roastery

東北から沖縄へ移住し、オールドSchuilenburg(シュイレンブルク)の焙煎機とともに目指す「Quru Coffee & 96 Coffee Roastery」の開業。今回は、僕たちが「なぜ稼ぐためだけのビジネスを手放し、沖縄で店を開くのか?」という、根本にある想いをお話しします。

「売上ノルマ」よりも「今日の一言」

「カフェを開業する」と人に話すと、だいたい最初に聞かれるのが「月どれくらい稼ぐ予定?」とか「回収目処は?」といったリアルなお金の話です。

もちろん、生きていくためのお金は必要です。無一文で野宿しながらコーヒーを焼くわけにはいきません(それも野生味があって面白いかもしれませんが笑)。

でも、東北でがむしゃらに働いていた頃の僕は、どこかで「数字を追うこと」に疲れていました。 売上目標をクリアするために時間を追われ、目の前の1杯を雑に扱ってしまうような生き方は、もう終わりにしたい。

僕たちが沖縄で「Quru Coffee & 96 Coffee Roastery」を作る本当の理由は、ドカンと儲けて大金持ちになることではなく、「持続可能で、長く地域に愛される営みをつくること」なのです。

地元の人と観光客が「ユンタク」できるバッファーゾーン

沖縄には「ユンタク(おしゃべり)」という素敵な文化があります。

僕たちが目指すのは、ただコーヒーを売って「ありがとうございました〜」で終わるレジカウンターではありません。

  • 近所のおじぁが「今日ぬ暑さー(今日も暑いね)」と涼みに来る
  • フラッと訪れた観光客が「おすすめのビーチありますか?」と尋ねる
  • 気がつくと隣り合ったふたりが、コーヒー片手にユンタクしている

そんな、地元の人と旅人が自然と混ざり合う「ゆとりのある場所」をつくりたいのです。

効率を重視したセルフサービスのカフェでは生まれない、余白のあるコミュニケーション。 オールドシュイレンブルクから漂う甘い香りが、見知らぬ人同士の距離をフワッと縮めてくれる……そんな空間を妄想しては、一人でニヤニヤしています。

爆発的ヒットより、細く長い「細く長く愛される1杯」

ビジネスの教科書には「SNSでバズらせて行列を作れ!」なんて書かれているかもしれません。

でも、一瞬だけ大行列ができてスタッフが疲弊し、数年後には誰もいなくなるお店よりも、10年後も20年後も「今日も美味しいね」と近所の人に立ち寄ってもらえるお店でありたい。

「稼ぐため」のブレーキをちょっと緩めてみたら、見えてきたのは「地域とゆるやかにつながり、自分らしく暮らす」という最高の未来でした。

沖縄の心地よい風と自然の中で、焦らず、力まず、持続可能なペースで。 みなさんと笑顔でユンタクできる日を、心から楽しみにしています!

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愛媛県出身12年暮らした石垣島から東北に移住したけれど、失敗。 僕たちのアナザースカイ京都に帰ることを決心、里山で小さな Quru Coffee & 96 Coffee Roastery空流珈琲を開業するため、ただいま、東北から京都に帰るために準備中。

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