みなさん、おいでやす!「Quru Coffee & 96 Coffee Roastery(空流珈琲)」です!
10月の「美山・仙人レベル神古民家」の内見に向けて、日々チェックリストを磨き上げている僕たち。前回は実体験を交えた「空き家バンク」の魅力についてお話ししましたが、今回は……
「京都・美山が誇る独自の伝統建築様式『北山型民家(きたやまがたみんか)』」
について、建築的な特徴や歴史的背景、そして僕たちが目指す「北山型民家での暮らしと商い」を熱く語っていきたいと思いますえ〜!
今回もQuruとTomoの軽妙な掛け合いと、ロマンと現実が交錯する長編ブログをお届けします!
登場人物(Quru & Tomo)
- Quru(夫): 焙煎士・マスター。53歳。北山型民家の力強い構造美に魅せられ「日本昔ばなしのカフェや!」と目を輝かせる熱血マスター。
- Tomo(妻): 経理(CFO)・接客・現実派。42歳。美山の歴史に感銘を受けつつも、茅葺きの葺き替え費用(目ん玉飛び出る額)に即座に電卓を叩く頼れる看板娘。
第一章:京都といえば町家? いえいえ美山は「北山型民家」ですえ!
内見予定の古民家の資料写真を眺めながら、うっとり溜め息をつくQuru。
Quru: 「ねぇTomoさん。京都の古民家って言うと、全国的には格子戸が並ぶ『京町家(きょうまちや)』をイメージする人が多いじゃない?」
Tomo: 「そうねぇ、祇園や西陣にあるような風情ある町家を思い浮かべる人が多いわね」
Quru: 「でもね、ここ京都府南丹市美山町の古民家は一味も二味も違うんだよ! 上部が切妻造(きづまづくり)、下部が寄棟造(よせむねづくり)を組み合わせた『入母屋造(いりもやづくり)』を特徴とする、『北山型民家(きたやまがたみんか)』という美山独自の伝統建築様式で建てられているんだ!」
Tomo: 「へぇ〜! 入母屋造! どっしりとした重厚感があって、見上げると圧倒される美しさがあるわよねぇ」
🏯 「北山型民家」の主な建築的特徴
1. 【入母屋造(いりもやづくり)の堂々たる屋根構造】
・上部の切妻(三角形の傾斜)と、下部の寄棟(四方に広がる傾斜)が美しいグラデーションを描く。
2. 【豪雪に耐える強靭な構造と急勾配】
・美山の厳しい冬の積雪に耐えるため、極太の柱と梁がガッチリと組まれている。
3. 【田の字型の居室と広々とした土間】
・「オモテ」「ナカノノマ」「デイ」「ダイドコ」など、暮らしと作業が直結した伝統的な間取り。
Quru: 「この力強い木組みと急勾配の屋根……美山の厳しい自然と共に生きてきた先人たちの知恵と技術が詰まってるんだよ! 格好良すぎるでしょ!」
第二章:歴史が息づく「西の鯖街道」と、日本昔ばなしの風景
建築美に酔いしれるQuruに続き、Tomoが美山という土地が持つ「歴史の深さ」について語り始めます。
Tomo: 「ほんまやねぇ。美山町は京都府の中央部にある山間の町だけど、実は歴史的にもすごく重要な場所なのよね。かつて京都と日本海の玄関口だった若狭小浜を結ぶ『西の鯖街道』が走っていて、物流や往来でにぎわった街道の町だったんよ」
Quru: 「そうなんだよね! 日本海から京の都へ鯖や魚介類、文化が運ばれた歴史ある街道。その街道沿いに、今も昔ながらの茅葺き屋根の民家が多く残っていて、まさに『日本昔ばなし』を思わせる懐かしい原風景が広がっているんだ!」
Tomo: 「そんな『日本昔ばなし』の里山にポツンと佇む北山型民家で、Quru Coffee & 96 Coffee Roasteryをオープンできたら……想像してみて? めちゃくちゃ格好良くない!??」
Quru: 「でしょーーーッ!? 暖簾をくぐるとオールド『シェレンバーグ』焙煎機とマルゾッコが鎮座していて、芳醇な珈琲の香りが漂う……伝統とスペシャルティコーヒーの融合、これは絶対に痺れるよ!」
第三章:茅葺き屋根 vs トタン屋根!? 目ん玉飛び出る現実とスマートな選択
Tomo: 「……と、ここでCFOの私から、避けては通れない『屋根の現実』のお話です(笑)」
Quru: 「うっ……トタン屋根の話ですね(汗)」
Tomo: 「そう! 『昔ながらの茅葺き(かやぶき)屋根そのまんまの古民家カフェも素敵〜♡』って憧れるのは自由やけど、茅葺きってね、およそ20年に1度葺き替える必要があって、その費用が……文字通り『目ん玉が飛び出る金額』なのよ!!!」
Quru: 「うん……高級車が何台も買えちゃうくらいの桁違いの金額がかかるんだよね……(遠い目)」
Tomo: 「そう! だからこそ、私たちが狙っている『茅葺き屋根の上にトタンを葺いた(トタン葺き)北山型民家』は、最高の選択なのよ!」
💡 なぜ「茅葺きトタン屋根」の北山型民家が最強なのか?
・【北山型民家の美しさとシルエットはそのまま!】
・入母屋造の重厚な屋根のラインや内部の立派な梁・柱はそのまま残る。
・【雨漏りリスクと維持管理費を大幅カット!】
・トタンでカバーすることで、数百万円〜千万円単位の葺き替え費用リスクを回避。
・【断熱性の高さは健在!】
・トタンの下には分厚い茅(かや)の層が残っているため、夏の涼しさと冬の保温性はバツグン!
Quru: 「そうなんだよ! 茅葺きの持つ伝統的なフォルムと断熱性を保持しつつ、現代の耐久性と経済性を兼ね備えた『トタン葺き古民家』は、身の丈に合った店舗経営をする僕たちにとって一番スマートで現実的な解なんだ!」
第四章:北山型民家で叶える「伝統・文化・里山の暮らしと空流珈琲」
Tomo: 「昔ながらの北山型民家は、単なる『建物』やなくて、昔から『家族が暮らし、作業をし、地域と繋がる場所』として生きてきたんよね。だからこそ、私たちがそこでオープンする『Quru Coffee & 96 Coffee Roastery』も、暮らしと商いが共存する場所にしたいのよ」
Quru: 「その通り! 伝統と文化が息づく里山の暮らしの中に、僕たちのスペシャルティコーヒーがスッと溶け込む。
- 縁側に腰かけて、山並みを眺めながら飲むドリップ珈琲。
- 元倉庫を改装したカウンターから、テイクアウトして美山川のせせらぎで味わう1杯。
- 囲炉裏や薪ストーブの温もりの中で、地元の景色や歴史に思いを馳せる時間。
地域の人にとっても、遠くから訪れる観光客にとっても、心がホッと解きほぐされる場所を作りたいんだ」
Tomo: 「うん。背伸びせず、でも妥協せず。伝統の北山型民家に敬意を払いながら、空流珈琲らしい『小さく最強のスタイル』を完成させましょうね!」
終章:さあ、10月の北山型民家・現地内見へ!
西の鯖街道の歴史を感じ、北山型民家の力強い柱や梁に触れ、目の前の清流の音を聞く10月の現地内見。
小浜島での他力本願と挫折を経て、自分たちの足と目で手繰り寄せた美山の神物件へ乗り込む日が、刻一刻と近づいています!
Quru: 「10月の内見では、北山型民家特有の構造美をこの目でしっかり確かめて、オールド焙煎機とマルゾッコがどんな風に収まるか、隅々まで採寸してくるよ!」
Tomo: 「ふふっ、建物の状態チェックはもちろん、お店と暮らしの動線も厳しく見極めましょうね! みなさん、10月の美山古民家内見レポートもどうぞお楽しみに!」
二人: 「日本の原風景・京都美山で、みなさんに『おいでやす!』と笑顔で極上の1杯をお届けできる日まで、突き進みますえ〜〜!!」