みなさん、おいでやす!「Quru Coffee & 96 Coffee Roastery(空流珈琲)」です!
美山の築250年・北山型民家への買付書提出、そして東北の家や田畑を丸ごと引き継ぐ「飛ぶ鳥跡を濁さず」の決意を固めた僕たち。
今回は、僕たちの珈琲の原点であり、人生の大きな道しるべでもある【師匠の元への美山移住報告】をお届けします!
小浜島での白紙撤回から迷走し続けた日々を優しく(そして爆笑しながら)包み込んでくれた師匠。
そこで静かに淹れていただいた一杯の珈琲とともに明かされたのは、「師匠夫婦が歩んできた、あまりにも熱く波乱万丈な歴史」でした——。
今回もQuru&Tomoの京都弁トークとともに、心温まる師匠とのエピソードをお届けしますえ〜!
登場人物(Quru, Tomo & 師匠)
- Quru(夫): 焙煎士・マスター。52歳。師匠の前ではいつまでも「手のかかる弟子」。師匠の渋い声と歴史に目頭を熱くする熱血マスター。
- Tomo(妻): 経理(CFO)・接客。42歳。「ほんまに手がかかるんです〜!」と師匠に愚痴をこぼしつつ、奥さんへの感謝を忘れない看板娘。
- 師匠: カフェのマスター。昔は荒波を駆け抜けた元漁師。渋い声と絶品珈琲、そしてBGMのボブ・マーリーが似合う人生の大先輩。
第一章:「相変わらず迷走してるな(爆笑)」! 久しぶりの師匠の店へ
お店のドアを押し開けると、カウベルの音とともに芳醇な珈琲の香りが鼻をくすぐります。
Quru: 「師匠〜〜〜っ! ご無沙汰しています! 久しぶりにお会いしに来ました!」
Tomo: 「師匠、お邪魔します〜〜!」
カウンターの奥から、相変わらず渋い笑みを浮かべた師匠が顔を出します。
師匠: 「おお、QuruにTomoちゃん! よく来たな。……おいQuru、お前相変わらず迷走していたなぁ(笑)! ブログ見て俺たち夫婦で大爆笑していたぞ! Tomoちゃん、相変わらず苦労してるなぁ!」
Tomo: 「ほんまですよ師匠〜〜っ! Quruさんの迷走劇には毎日手を焼いてますねん! 小浜島で白紙になった時はどうなることかと思いましたわ!」
Quru: 「うぐっ……! 師匠までブログ読んで笑ってたんですか(汗)! でも師匠、ついに……ついに小浜島の迷走が終わって、京都の美山への移住が決まったんです!」
師匠: 「ほう……美山か。まぁ、話はゆっくり聞くから、まずはコーヒーでも飲みな」
第二章:一杯の珈琲と、小浜島からの怒濤の軌跡
ネルドリップで丁寧に落とされた、師匠特製の濃厚でクリアな珈琲。一口含むと、体にすーっと沁みわたっていきます。
Quru: 「はぁぁぁ……やっぱり師匠の珈琲は格別だなぁ……美味しい……!」
Tomo: 「ほんまに美味しい……心がホッと解けていきますねぇ」
一杯の珈琲を味わいながら、Tomoさんが小浜島での挫折から今日に至るまでの経緯を、師匠に詳しく説明しました。
- 沖縄・小浜島での物件白紙撤回の悔しさと途方に暮れた日々
- 東北へ戻り、3年間手塩にかけて古民家と田畑を育み直したこと
- 「二度と失敗しない」と心に誓い、現地に足を運んで見つけた美山の築250年・北山型民家
- 人口16人の温かい超限界集落と、蛍が舞う美しい清流との出会い……
静かに頷きながら話を聞いていた師匠が、ふっと目を細めて呟きます。
Quru: 「師匠、かなり迷走したけれど……『ここだ!』と心から思える最高の場所に出会えました!」
師匠: 「……Quru、それはな、『迷走の賜物』なんだよ」
Quru: 「えっ……?」
師匠: 「実はな……俺たち夫婦も、この店を始めるまでは散々迷走したんだよ」
第三章:明かされた師匠の歴史! 漁師からカナダの珈琲、そして極貧の5年間
煙草の煙をふぅっと吐き出すように、師匠が渋い声でゆっくりと過去を語り始めました。
📜 師匠夫婦が歩んできた「波乱万丈の物語」
1. 【北海道の荒波で漁師をしていた若き日】
・昔、北海道で命がけの漁師をしていた師匠。そこで当時大学生だった奥さんと運命の出会いを果たす。
2. 【追っかけの新潟時代&新婚旅行での衝撃】
・大学を卒業して実家の新潟へ帰った奥さんを追いかけ、師匠は新潟の居酒屋で働き始める。
・やがて結婚し、2人でカナダへ新婚旅行へ! そこで現地で飲んだ一杯の珈琲に「雷が落ちたような衝撃」を受ける!
3. 【珈琲屋の開業と、極貧の5年間】
・新潟へ帰り、一から独学で珈琲屋を開業。3年後には焙煎の奥深さにハマり、自家焙煎を開始!
・しかし最初の5年間は経営が極めて厳しく、奥さんがパートに出て必死に家計と店を支えてくれていた。
4. 【幾多の閉店危機を乗り越えて】
・何度も「もうダメか」という閉店の危機があったが、夫婦で歯を食いしばって踏ん張った。
・やがて一人、また一人と熱狂的なファン(常連さん)がつき、経営が軌道に乗っていった。
店内に静かに流れるボブ・マーリーの『One Love』。
あたたかな照明の下で渋い声で語られる師匠の過去は、まさに映画のような重厚さでした。
師匠: 「……最初からうまくいったわけじゃない。苦しくて苦しくて、奥さんに苦労ばかりかけてな。でも、諦めずに踏ん張ってきたから、今こうやってボブ・マーリーをBGMに、のんびり好きな珈琲を淹れていられるんだ」
第四章:師匠の背中を追いかけて。夫婦で紡ぐ「これからの物語」
師匠のお話を聞きながら、じっと自分の手を見つめるQuruと、隣で優しく頷くTomo。
Tomo: 「師匠……そんな苦労があったんですね。奥さんが影で必死に支えてはったからこそ、今のこの素敵なお店があるんですねぇ……」
Quru: 「……胸が熱くなりました。僕たちも石垣島、東北、小浜島と迷走ばかりで、Tomoさんには苦労の連続をさせてしまったけれど……師匠のお話を聞いて、この迷走のプロセスすべてに意味があったんだと確信できました!」
師匠: 「おう。迷った分だけ、人の痛みがわかるようになる。遠回りした分だけ、深い珈琲が淹れられるようになるんだよ。美山の北山型民家で、二人で最高の店を作れよ」
Quru: 「はいっ!! 師匠の教えと珈琲の味、そしてこの想いを胸に、美山で『Quru Coffee & 96 Coffee Roastery』を必ず咲かせて見せます!」
Tomo: 「師匠、ほんまにありがとうございます! 私も奥さんみたいに、この迷走マスターをしっかり支えていきますね(笑)!」
終章:迷走の先にある、約束の地・美山へ!
漁師から珈琲屋へ。カナダでの一目惚れから、夫婦で乗り越えた5年間の極貧時代。
今の師匠の穏やかで渋い佇まいの裏には、それだけの努力と奥様との深い愛の歴史がありました。
「Quru、迷走の賜物だな」
その一言が、僕たちがこれまで味わってきた挫折や遠回りのすべてを、最高の誇りへと変えてくれました。
僕たちの迷走劇は、決して無駄じゃなかった。 すべては、美山という約束の地で「最高の物語」を淹れるための助走だったんだ!
Quru: 「師匠、美山で店が完成したら、一番に珈琲を飲みに来てくださいね!」
Tomo: 「そうですよ! 師匠と奥様を『おいでやす!』とお迎えするのが、私たちの新しい夢どす!」
二人: 「師匠の背中を追いかけて……美山での開業に向けて、夫婦力を合わせて突き進んでまいりますえ〜〜! おいでやす〜〜!!」