みなさん、ハイサイ! 宮古島で小さなカフェ&自家焙煎所「空流珈琲(Quru Coffee & 96 Coffee Roastery)」のオープンに向けて、毎日何かしらと激論を交わしているQuru&Tomoです!
最高峰のエスプレッソマシン「ラ・マルゾッコ」の導入を決意(&予算捻出に冷や汗)した僕たちですが、次に立ちはだかったのが……
「お店で使う『食器』、どうするよ問題」です!
「ポップでおしゃれな北欧風にする?」 「いやいや、シンプルでシュッとした真っ白な洒落た器でしょ!」
あーでもない、こーでもないとふたりでカタログをめくりながら激論を戦わせていた、その時。
僕たちの脳裏に、雷のような閃きが落ちました。
「……待てよ?『やちむん』が最高なんじゃない!?」
そう、沖縄が誇る伝統の焼き物「やちむん」です! 今回は、なぜ僕たちがやちむんに辿り着いたのか、そして知れば知るほど深い「やちむんの沼」について語ります!
第1章:なぜ「やちむん」なのか? 食器に込めるQuru Coffeeのストーリー
「やちむん」とは、沖縄の言葉で「焼き物(やち=焼き、むん=物)」のこと。
質実剛健で温かみのある風合いもあれば、南国感あふれる鮮やかなコバルトブルーや緑(オーグスヤー)、サトウキビの灰を使った優しい色合い、そしてクスッと笑っているような「魚紋(ぎょもん)」の大胆な絵柄まで、実に多様で可愛い器たちです。
「ただのおしゃれな輸入食器」を使うのもいいけれど、僕たちがお店を開くのは、豊かな自然と歴史が息づく宮古島。
- 沖縄の風土と伝統に敬意(リスペクト)を払うこと
- 1客ごとに表情が違うハンドクラフトの温もりを届けること
- 「ゆいまーる(相互扶助・助け合い)」の温かい精神を器からも感じてもらうこと
宮古島(そして読谷村や壺屋など沖縄全域)の「やちむん」で器を統一すれば、僕たちが大切にしている「島への愛」や「空流珈琲のストーリー」が、珈琲やスイーツと一緒にダイレクトにお客さんに伝わるんじゃないか!?
Tomo:「それ最高!可愛いし、いろんな絵柄があってワクワクする〜!」
満場一致で、Quru Coffeeの器は「やちむん」に決定いたしました!
第2章:知れば知るほど沼! やちむんと泡盛の「美味しい関係」
ここでちょっとだけ、僕たちが勉強して感動した「やちむんの豆知識」をみなさんにもシェアしちゃいます!
やちむんの歴史は、琉球王国時代に朝鮮の陶工から技術を学んだり、那覇の「壺屋焼(つぼややき)」に窯を集約させたことから始まりました。
特に面白いのが、沖縄のお酒「泡盛」との深〜い関係!
- 振るとカラカラ音が鳴る酒器:「カラカラ」
- 肩から下げられる携帯用ボトル:「抱瓶(だちびん)」
- 古酒(クース)を熟成させる:「荒焼(あらやち)の甕(かめ)」
釉薬を塗らずに焼き締めた「荒焼の甕」に泡盛を入れて寝かせると、土に含まれるミネラルと空気が化学反応を起こし、普通のマシンや瓶で寝かせるより1.5倍も早く甘くまろやかな古酒に化けるんだそうです!
「なんだその魔法の甕は……!?」と、お酒好きの僕の海賊DNAがウズウズしてしまいました(笑)。
第3章:ラ・マルゾッコのエスプレッソ×やちむんのフュージョン!
イタリア・フィレンツェの職人が手作業でつくる「ラ・マルゾッコ」のエスプレッソマシン。 そして、沖縄の職人が手作業で泥をこね、窯で焼き上げる「やちむん」のカップ。
イタリアと沖縄。遠く離れた場所ですが、どちらも「ハンドクラフト(手仕事)の情熱」が込められているという点では完全に同じです!
マルゾッコで抽出した極上のシルキーなカフェラテを、ぽってりとした温かみのある「やちむん」のマグカップに注いで提供する……。
さらには、手作りのバゲットサンドやカヌレ、タルトを、おめでたい「魚紋」や色鮮やかな「コバルトブルー」のお皿に乗せてお出しする……。
想像しただけで、最高にリッチで愛おしい風景が見えてきませんか!?
おわりに:器探しの旅(という名のご褒美)へ!
そんなわけで、Quru Coffee & 96 Coffee Roasteryの方向性がまたひとつ深まりました。
これからは城辺の店舗DIY計画を進めつつ、僕たちの珈琲やフードにぴったり合う「運命のやちむん」を探す窯元巡りの旅にも出かけたいと思っています!
「このカップで飲むエスプレッソ、絶対美味しいやつだ……」とお客さんに笑顔になってもらえるように、器選びも全力で楽しんでいきますね。
みなさんのおすすめの窯元や「こんなやちむんで珈琲が飲みたい!」というリクエストがあれば、ぜひ教えてください!
それでは、次回の準備記もお楽しみに〜!