もうすぐブログも100記事となります、これまでの記録の中で感動の出会いを4部作で振り返ります。
こんにちは! 宮古島で小さなカフェ&自家焙煎所「Quru Coffee & 96 Coffee Roastery」のオープンを目指し、日々物件探しに奮闘していたQuru&Tomoです。
沖縄・離島でのカフェ開業ロード。前回の記事では、宮古島・城辺友利にある「179坪・400万円」のジャングル物件に突撃し、不動産屋さんから「幽霊は出ない」というお墨付きをいただき、「ここからゼロから夢のカフェを建てるぞ!」と意気込んでいたところまでをお届けしました。
「よし、ついに宮古島のあの土地で決まりかな!」
そう腹をくくっていたまさにその時。僕のスマートフォンに、石垣島に住む友人から一通のメッセージが舞い込んできたのです。
そこに書かれていたのは、僕たちのこれまでの迷走劇を根底から覆す、まさに「全米が泣くレベルの大逆転劇」の始まりでした。
1. カフェ開業の迷走劇——サバイバルYoutuber寸前からの脱出
これまでの僕たちの物件探しの旅を振り返ると、まさに「大迷走」という言葉がぴったりでした。
東へ走り、西へ駆け巡り、果ては宮古島の深いジャングルに突入。草木を刈り取り、一から小屋を建ててカフェを作る……という、もはやカフェ開業というよりサバイバルの世界に足を踏み入れかけていたのです。
「このままじゃカフェどころか、無人島サバイバルYoutuberとして生きていくことになるのでは……?」
そんな漠然とした不安と焦りが頭をよぎっていた僕たち。店舗探しの難しさと沖縄離島の不動産事情の厳しさを痛感していた絶望の淵で、石垣島の友人から届いたのが、1枚の物件写真と条件メモでした。
- 所在地: 沖縄県八重山郡竹富町(小浜島)
- アクセス: ビーチまで徒歩3分
- 敷地面積: 94.3坪
- 建物構造: 25.2坪(オシャレな内装の2LDK住宅付き)
- 価格: 600万円
条件を見た瞬間、僕の脳内には激震が走りました。
2. 可愛すぎる家! 94坪・600万円という「あり得ない衝撃」
僕はすぐに、隣にいたTomoさんの前にスマホの画面を差し出しました。
「Tomoさん、ちょっとこれ見て!」
「なに? ……わぁ、すごく可愛いお家だね!」
「でしょ! 実は友達が送ってきた写真なんだけどさ。このお家、600万円だったら買う?」
「えっ……? (資料をまじまじと見つめる)……94.3坪の土地に、25.2坪の2LDKで、この綺麗な内装で……600万!? 嘘でしょ!?」
Tomoさんの目が点になりました。沖縄の離島、それもリゾートエリアやビーチ近くでこのクオリティの物件が600万円で売りに出るなんて、相場を知っていればいるほど絶対に考えられない価格設定です。
「Quru、これ絶対に騙されてるよ! だって見てよ、『ビーチまで徒歩3分』って書いてあるよ!? 意味が分からない! 一体ここはどこなの!?」
「フフフ……実はね。小浜島(こはまじま)です! Tomoさんと僕が出会った、あの『運命の島』! ドラマ『ちゅらさん』の舞台になった、あの島だよ!!」
「えぇぇぇぇぇっっっ〜〜〜〜〜!?!? 小浜島でこのお家が600万!? Quru、絶対に詐欺だよ!! あり得ないもん!!」
宮古島で物件を探していたはずが、突如として現れた「僕たちの原点・小浜島」という胸熱すぎるロケーション。現場は大パニックに包まれました。
3. ストリートビューすら拒む「真の隠れ家」とQuru探偵の疑問
あまりの条件の良さに「詐欺だ!」「絶対裏がある!」と騒ぐTomoさんをなだめつつ、僕はGoogleマップを起動しました。ネットで情報収集をする際の鉄則、現地チェックです。
「まあまあ落ち着いて! とりあえずGoogleストリートビューで現地を確認してみよう……ポチッ。」
画面に表示されたのは、予想外の光景でした。
「……えっ? ス、ストリートビューに対応してないぞ……!?」
「ぷっ(笑)! さすが小浜島!!」
青い撮影ルートの線すら通っていない、本当の離島クオリティ。気を取り直して衛星写真(航空写真)に切り替えてみると、そこに広げていたのは、見渡す限りの広大なさとうきび畑でした。
「うーん、見渡す限りのさとうきび畑だね〜! ある意味、超・隠れ家だね〜!」
「いやいや! こんなさとうきび畑の真ん中で、この間取りと外観で600万は絶対に怪しいって!!」
宮古島の400万円物件の時と同様、あまりに条件が良すぎる格安物件を前にすると、人間の思考は同じところに行き着きます。
「……ねえTomoさん。やっぱりこれ……幽霊出るよ……絶対に出るよ……(ガクガクブルブル)。」
「また幽霊かいっ!!(ズッコケ)」
4. 明かされた真相——謎の「あしながおじさん」との遭遇
「絶対に裏があるはずだ」と疑ってやまない僕たちは、真相を確かめるべく、情報を送ってくれた石垣島の友人へさっそく電話をかけました。
「もしもし! 例の小浜島の物件なんだけど、なんでそんなに条件が良いのに600万円なの!? 本当に大丈夫なやつ!?」
緊張しながら尋ねた僕に、友人から返ってきたのは、僕たちの予想を遥かに超える感動的なストーリーでした。
- オーナー様の事情: 海外へ完全移住するため、日本の所有不動産を整理していること
- 所有状態: 別荘として大切に使われていたため、メンテナンスが行き届いて非常に綺麗な状態であること
- 売却の意向: 不動産屋を通さず、本当にこの場所を気に入って有効活用してくれる人に直接譲りたいこと
- カフェ+住居に最適: 間取りやデザインが、店舗兼住居として完璧であること
さらに友人はこう続けました。
オーナー様と仲が良かった友人が、売却の話を聞いた際に「知り合いに、島でカフェと自家焙煎所を開業する夢を持って奮闘しているカップルがいる」と僕たちの話をしてくれたそうなのです。するとオーナー様が僕たちのブログや取り組みを見て、「面白い! ぜひその人たちに紹介してほしい」と興味を持ってくださったというのです。
宮古島のジャングルで迷走しまくっていた僕たちのもとに、突然現れた「スポンサー」のような存在。僕たちは敬意と感謝を込めて、このオーナー様を「あしながおじさん」と呼ぶことにしました。
「Tomoさん……これって……本当に『運命の出会い』なんじゃない……!?」
【次回予告】電話越しに告げられた「驚愕の条件」とは!?
宮古島で「ゼロからジャングルを切り開いて新築カフェを建てる」か。
それとも、思い出の地・小浜島で「あしながおじさんが繋いでくれた運命の家」でカフェを始めるのか。
迷走を続けていた僕たちのカフェ開業ロードは、この「あしながおじさん」との出会いによって、想像もしていなかった怒濤のスピードで展開していくことになります。
次回、【第2章】電話越しの誓い〜最高に美味しいコーヒーを〜。
あしながおじさんから直接電話がかかってきた僕たち。そこで告げられた「600万円という価格の本当の理由」と、「物件を譲るためのたったひとつの条件」とは……!?
奇跡の物語の続きを、ぜひお楽しみに!